2日間、いろいろな角度から案内していただきました。
初めての沖縄でした。海、川、山が大好きな私は、自由になる2日間で、やんばる、海、歴史、風習、基地問題などいろいろな角度から沖縄を下地さんに案内していただきました。
初日は浦添西海岸の干潮干潟に。発電所やマンションの立ち並んだ先に干潟が現れて驚きました。遠くまで続く海藻に覆われた干潟とその先端の青い海までゆっくり散策しました。生きているシャコ貝、イモ貝、花びら宝貝がとてもきれいでした。潮だまりに近づくと瑠璃色スズメダイが一斉にヒュッと身を隠します。浅瀬にいたウツボを網でつついたら向かってきました!地元の人たちが海藻や貝を採っているのんびりした春の午後でした。 潮が音をたてて引いていき干潟が現れ、また満ち始めるまでの3時間近くの間にたくさんの生き物に出会えました。こんなきれいな干潟が埋め立ての危機にあったとは!残念なことに海岸には道路工事が進んでいました。
翌日は北部やんばるの森です。下地さんお奨めの「伊武岳」へ、宜野湾市から海岸を通って北上、延々と続く基地を複雑な心境で眺めながらのドライブでした。途中から現れたサンゴ礁でできた白い砂浜と青い海はグレートバリアリーフの海岸と同じ風景でした。比地のやんばる野生動物保護センターでやんばるの生き物について勉強。やんばるの生き物たちがとてもわかりやすいレイアウトで紹介されています。ヤンバルテナガコガネの前で下地さんの目が光りました! センターの方から現地情報を得、素敵なイラストの『やんばる生き物図鑑』も手に入れてさあ「やんばる」へ。その前に下地さんお勧めの沖縄そばを食べに道の駅『ゆいゆい国頭』に。ここならではのお土産が買えました。お土産はやはり道の駅です。
海岸から山に入り照葉樹の森を横切りいよいよ伊武岳登山口に到着。イタジイ、タブノキ、など照葉樹の森の中、植物、昆虫、炭焼き釜など様々なお話を聞きながら赤い土の山を登っていくと、細い尾根にまたがって板根を広げた樹齢300年のご神木「オキナワウラジロガシ」が現れました。その存在を知らなかった私は、ただただ感動しました。 登山道入り口まで下山するとヤンバルクイナの鳴き声が!オオコウモリにも会えました。
道路わきの家型のお墓に興味を示した私を伝統的亀甲型墓地群にも案内してくださいました。昔は海岸の際にあったという何とも言えないカーブを持つ形状の墓地とその風習は沖縄独特でとても興味深いものでした。
今、家に帰って写真を整理しています。とても充実した2日間でした。ありがとうございました。沖縄の赤い瓦屋根の街並みと、遠浅の海岸が埋め立てられて減っているのが残念です。本土にはない沖縄の自然と文化を残せばもっと多くの観光客が来るのにと思います。基地問題も大変ですが、エコリゾート沖縄として頑張ってほしいです!オーストラリアのエコツアーで大成功しているフレーザー島と同じくらいの大きさと気候です。環境重視路線で沖縄も成功してほしいです。
(U.A.様 千葉県)