台風が残したもの

ペットボトルと発泡スチロールが目立つ台風が打ち上げたゴミ

ペットボトルと発泡スチロールが目立つ台風が打ち上げたゴミ

台風21号が去って10日が経ちました。この2ヶ月間は2週間おきに台風がやってきた感じがします。沖縄本島直撃も3度と近年に記憶にないほど珍しいことでした。


台風が去り晴れ間が出ると暴風で飛散し家の壁や車にこびりついた海水が結晶化します。ホースで水を掛けながらこれをこすり落とすのが毎回大変な作業でした。給油所の洗車コーナーに並ぶ車の長蛇の列はもう見慣れているとはいえうんざりしてしまいます。


久しぶりに近所の海岸線を歩いてみましたところ、防波堤の内側には台風が残していったゴミが散々と溜まっていました。一見して分かるのは打ち上げゴミの8割方がペットボトルと発泡スチロールだったことです。ここだけでもかなりの量なので沖縄全体、いや世界中の海に漂流しているゴミの大半はこの類いが占めているのではないでしょうか。大きいから目立つだけかもしれませんが、そう思ってもおかしくないくらいの量です。


便利さの追求から産まれたこれら海を漂流する文明の落とし物は間違いなく今後も増え続けていくことでしょう。でもこのことがこの先地球環境にどのような影響を与えるのかは私にはちょっと想像できません。