木に登るマングース

その姿まるでサルの如し

その姿、まるでサルの如し(動画から抜粋)

もはや沖縄島や奄美大島のみならず、九州本土(鹿児島)にも上陸してしまったジャワマングース。木に登るのが意外と得意です。

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市街地の道路脇に出没したジャワマングースをカメラで追っていると、そいつはギンネムの幹にしがみつくやいなやあっという間に3メートル程の樹上までスルスルと登ってしまいました。


4本の脚で枝をしかっと掴み、さらに長い尾を枝に巻きつけてを樹上を伝い歩く様はまるで尾を第5の手として使うクモザルを彷彿させました。太古の時代、ネズミみたいな生き物がサルに進化したそうですが、ジャワマングースもあと50万年もしたらサルのようなものになっているのではないかと想像に難くないです。


これほど巧みに木に登る様を見ると、ヤンバルクイナなど沖縄島の固有動物を襲うこの獣は地面を徘徊する平面的な行動ばかりでなく、木や建物なども行動範囲とする3次元的な動物であるということも念頭に置いて防除しなければならないでしょう。