あぶないっ!リュウキュウヤマガメ
大宜味村に住む友人からリュウキュウヤマガメの写真が送られてきた。それは、5月20日午後6時頃、国頭村辺戸の道路をのっそりのっそり横断していたそうである。夕方の雨、視界が悪く自動車の運転者にとって魔の時間帯なのだ。こんなときに道路を歩いているなんて、カメにとっても大変危険な状態。でもカメはそんなこと気にする様子でもなく、のっそりのっそり…。そこで、友人は自動車に轢かれないように安全な場所に移動してあげました。
今ややんばるは森が切り開かれ、そこをアスファルトの道路が貫通し、分断している。動物たちは生活圏に入ってしまっている道路を避けることはできない。だって昔からそうやって生きてきたから…。(余談:林道はもっと造るらしいよ。自然保護者と林業者がその是非をめぐって争っていたけど、県議会でそれの建設予算通っちゃったのだ。)
20日と23日、国頭村の道路上で交通事故に遭ったヤンバルクイナの死骸が相次いで見つかった。今年9件目、昨年同時期を上回るペースだそうだ。すばしっこいヤンバルクイナがそうなんだから、リュウキュウヤマガメはもっとひどい状況かもしれない(ヤンバルクイナと違ってリュウキュウヤマガメの災難はカウントされていない)。