隣の空き地

シナガワハギが満開だ。

シナガワハギが満開だ。

ウチの隣りは40坪の空き地である。ススキやタチアワユキセンダングサ、ホウキギク、チガヤなどで構成されているここの雑草群落はウチの近所に残された唯一の自然のビオトープ。いま、シナガワハギが群生していて満開で、それを塀越しにのぞきこんでは初夏の雰囲気を楽しんでいる。さして珍しくもないこの雑草はよくみるとマメ科特有の形をしたカワイイ花を咲かせている。しかし、ぼくを楽しませてくれているのはこの花ではなく、じつはこの花に訪れているセイヨウミツバチたちなのである。


花に近づいては…

花に近づいては…

久しぶりにミツバチの大群の乱舞を見た。視界に入っている分だけでもざっと100頭ちかくが花に付いたり、離れたりしている。見ていて飽きない。

花から離れる。この繰り返し…

花から離れる。この繰り返し…

1時間近くカメラを持って追いかけていると、「早く買い物に出掛けよう」と言っていた妻の声をハッと思い出し急いでウチに戻った。


もうすぐここには家が建つようだ。来年の今頃はこの雰囲気を楽しめないのだろうね。