ヒシバッタ、3場所3様
沖縄のヒシバッタです。
同種なのですが、棲んでいる場所により、こんなにも色彩が変わってしまいます。
まず最初にコレ。前にも登場しましたが、やんばるの西銘岳の森の中で、黒く変色した落ち葉と地面の露出がモザイク状になっている林床にいました。
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次はコレ。やんばるの奥の森の中で、樹皮に止まっていたものです。
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最後はコレです。写真がボケボケで申し訳ないのですが、浦添市西原の琉球石灰岩上で跳ねていました。
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そうです。それぞれが棲んでいる環境に応じて色や模様を変えているのです。
でも、ちょっとした疑問があります。特にやんばるの森に棲む1番目と2番目の奴を見て思うのですが、これだけはっきりと色彩が異なるということは、林床で暮らしている者が木に上がったり、逆に樹上で暮らしている者が地面に下りたりすることが、ほとんど起こらないということなのでしょうか? もしそうなら、この個体変異は、ヒシバッタの移動性が低いためかなり強く環境に依存していることになります。観察するときに少し体を動かしただけでもすごくピョンピョン跳ねてどこまでも逃げるのに、です…。