お金だった貝

色鮮やかで美しい貝です。古代の人がお金にするのも分る気がします。

色鮮やかで美しい貝です。古代の人がお金にするのも分る気がします。

むかーし、むかし(紀元前1100年前後)中国が商とか周と呼ばれていた時代、タカラガイ(宝貝)がお金として流通していました。


国内では決して採れない貴重で美しい貝だったのでお金のように扱われていたのだと思われます。



琉球の島々にはこの貝が生息していたので、古代中国から専門の人たちが採りに来ていたようです。琉球はさながら古代中国の造幣局のような存在だったのでしょうね。


このキイロダカラは学名をCypraea monetaといい、「moneta」は「money」(お金)を意味しています。浦添の西海岸はこの美しいキイロダカラの生息地です!!!

私は海岸でこの貝を見つけるたび、むかしだったらお金持ちになれたのになぁと心の中でつぶやいております。


この形が「貝」という文字の原形になったようです。これもなんとなく分ります。

この形が「貝」という文字の原形になったようです。これもなんとなく分ります。

ところで、「貝」という文字はタカラガイを表した象形文字が原形のようです。お金に関係のある文字の部首には「貝」の付く漢字がたくさんあります。たとえば「貨幣、財産、販売、購入、賃金、賃貸、貯金、消費、貿易…」などです。


浦添西海岸には美しいお金がたくさん棲んでいます。まさに宝の海ですね!


財布に入れとくとお金が貯まるかも!?