おっきなミミズ
このヘビのような生きものは、ヤンバルオオフトミミズといって、2000年になってやっと和名のついた大きなミミズである。この日見たヤツは40cmくらい。このくらいサイズであれば、グーンと伸ばすと60cm近くになりそうだ。
このミミズ、林床の落ち葉を拾い集めて、自分の巣穴に持ち込む習性を持つ。そして、巣穴はこのような落ち葉で満たされて、入口は大きな落ち葉のマウンドで隠される。このマウンドの中にはいろんな土壌動物がたくさん潜んでいて、森に棲む土壌動物が集積する島のような存在になっている。これがあっちこっちに点在しているため、この建造物は森の生態環境を保つかなり重要なポジションを担っているのだ。こんなおもしろいミミズ、世界的にも極めてめずらしいそうだ。
ちなみに、世界で記録された最も巨大なミミズはというと、1937年に南アフリカで見つかった、長さ6.7m、太さ2cmというものがある。←おっどろきー!