ミナミヤモリ

樹皮模様に溶け込んでいるつもりのミナミヤモリ

樹皮模様に溶け込んでいるつもりのミナミヤモリ

浦添城跡公園を散歩していたら、視野の隅の木立に何やら動く気配。さっと目を転じて凝視すると、木の樹皮に同化している動物がいた。


ミナミヤモリである。せっかく、樹皮模様にカムフラージュしているのに動いてしまっては意味がない。こんな俺にもすぐに見つかる程度なら、天敵の鳥たちからすれば楽勝だ。


夜間、民家の壁にへばりついて、ケッケッケと鳴くホオグロヤモリと異なり、住宅街では見かけない。森林性で、ちょっとした森があれば生息している。


怖がりな性質だから、昼間は樹皮の下などに隠れてなかなか出てこないのだが、今日はうまく化けたつもりのようで、誰にも見つからない自信があるのか、少々強気に見える。